今朝、娘が孫を連れて県南まで出かけると言う…
「お母さん!行ってきます!」と、まだ寝ている私に元気の良い声が聞こえた。
私は慌てて起き上がり、いつも帯板のポケットに入れてある"お守り"を渡し
「気をつけて!安全運転よ!」と声をかけた…すると、
「大丈夫よ〜往還を通るから!」と出かけて行った。
懐かしい響きの言葉が耳に残った。(往還?)
この娘は何故こんな古い言葉を知っていたのだろうか…?
よく考えてみると、この娘が小さい頃私は私の母(祖母)にこの娘を預け、仕事をしていたのでその母の影響なのだと納得した。
思い出します…私の子供の頃表通りへ行こうとすると、母ではなく私の祖母から「往還には行きなさんなー!!危ないから!!」とよく言われてました。
今ではもう死語に成っているような『往還』…
その娘は今まで一度も私の前では口にしたことの無い言葉。
でも、幼い頃の思い出?…記憶?…は、何時までも消えないものなのですね。
なんだか最近の世情は一寸先も見えないような日々の中…
頑張っている私にとってとても心温まる思いがしました。
娘の何気ない一言で…娘から温かい力を貰いました。
そんな事を思いながら店に着くと『今日は予約で満席』という…
今日もいい仕事をしよう!っと。